知っておきたい、「神棚」の大掃除の手順

神棚は年に2回、6月と12月に大掃除を行います。掃除に使用する雑巾は、窓や床など家の掃除で普段使うものとは別に用意して神棚専用としてください。

神棚の掃除の手順は以下のとおりです。

目次

神棚の掃除に揃えたい道具

■用意するもの
・新しいタオル1枚(もしくはキッチンペーパー)
・奉書紙(なければ和紙、新しい白い布)
・新しいハタキ
・拭き掃除用の新しい雑巾

※上記で揃えた新しい道具類は神棚専用にして、普段の掃除で使うものと分けていれば次にも繰り返し使用できます。

神棚の大掃除の手順

1. まず手を塩で清める

掃除を始める前に、塩をひとつまみ手に揉み込みます。そのあと水で洗い流して掃除する手を清めます。このとき、濡れた手を拭うタオルも新しいものを用意してください。使い捨てのキッチンペーパーを使用しても構いません。

2.台の上に奉書紙を敷く

手を清めたら、次に宮型や祭器具を下ろして置くための場所をつくります。床や畳、もしくはテーブルやチェストなど台の上に奉書紙を敷きます。奉書紙が手に入らなければ和紙や新しい白い布で代用しても可。

3.神棚から宮型を下ろす

神棚から宮型や祭器具を下ろして、2で準備した場所に並べていきます。宮型のなかに納めていた御神札も取り出してください。

4.ハタキをかける

御神札を取り出した宮型にハタキをかけて、屋根についたホコリを丁寧に落としましょう。ハタキは神具店に行けば、専用のものを手に入れることができます。1本用意しておくと便利です。

5.水拭きする

宮型や棚板、祭器具を水拭きします。お米やお塩を入れてお供えする平瓮(ひらか)や瓶子は、毎日取り替える際にお手入れをしているのでさほど汚れはないかもしれません。御神前に常時置いてある神前幕や狛犬、神鏡などはお手入れする機会が少ないので丁寧に磨き上げておきましょう。

6.乾かす

水拭きをし終わったら、風通しをよくして奉書紙の上に載せたまましばらく乾かしておきます。お道具類が乾ききったら御神札を宮型へ納めなおして棚板の上に置き、すべてをもとの位置に戻しましょう。乾かしている間に、食事をしたり外出するなどほかのものに触れたら改めて手をお清めしてから行ってください。

神棚の大掃除は年に2回

このような神棚の大掃除は、6月と12月の年に2回行います。神社では半年間にたまった厄災を祓う大祓が行われる月です。といっても「忙しくて丁寧な掃除をマメにできない」という人は、御札を取り替える12月だけでも行うようにするとよいでしょう。

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