新しく神棚を祀るときには「神棚奉斎」をしてもらおう

初めて自宅に神棚をお祀りするとき、また神棚を新調した際には「神棚奉斎」をしてもらいます。これは神様に神棚へお鎮まりいただくとともに、家族を見守ってくださるようにお願いするためのお祓いとご祈祷です。御神札をお祀りする前に行いましょう。

「神棚奉斎」には、次の2通りの方法があります。

目次

1:神棚で使用する宮型や祭器具を神社へ持ち込む

しつらえる神棚で使用するものを一式、神社へ持ち込んでお祓いをしていただきます。御神札を入れる宮型、お米やお塩をいれる平瓮(ひらか)、お榊を生ける榊立てなどです。ただし、一部の神具店ではお祓いを済ませた道具を販売しているところもあります。購入時に確認しておくとよいでしょう。

事前に連絡をせず、いきなり神社に道具類を持ち込むのはやめましょう。神職さんがご不在だったり、お取り込み中ということもありえます。事前に電話を入れて「神棚奉斎をお願いしたい」とお伝えして日取りを決めて伺うようにします。

神棚の道具類のお祓いの初穂料(費用)は神社によって異なりますが、5,000円からというところが多いようです。

2:神職さんを自宅に招く

神棚を設置してから、最寄りの神社の神職さんを自宅に招いてお祓いをしていただく方法です。来ていただく日は、家族全員が揃っている日を選びます。神棚奉斎を申し込んで日取りが決まると、神社から当日揃えておくべき物のご指示があります。概ね次のようなものを用意することになるのでご参考ください。

◯ 当日までに準備しておくもの

  • 奉書紙、または和紙
  • 果物ひと盛り
  • 野菜ひと盛り
  • 鯛やブリなどの尾頭付きのお魚一匹
  • 清酒
  • お榊
  • 昆布やスルメなどの乾物

    ※これらのものはご指示が神社ごとにありますので、申込みの際に打ち合わせてください

魚や野菜、果物をのせるための大皿は自宅にあるものを使用します。ただし、上記で指示があった野菜や果物を直接お皿へのせずに和紙を下に敷くようにします。

3:神棚奉斎にかかる費用の目安

自宅にお招きして行う神棚奉斎の場合、初穂料は30,000円前後からが目安です。なかには神職さんを車で迎えにくるよう指示があることも。マイカーを所有していないお宅は、タクシーの手配など初穂料以外の費用も発生しますので、不明点などがあれば申し込みの際に確認しておくとよいでしょう。

費用は当日もしくは神社の社務所で納めますが、事前に封筒に費用を入れて準備しておくと丁寧です。

4:神棚奉斎の所要時間

宮型や祭器具を持ち込む場合、自宅にお招きする場合のいずれの方法も所要時間は20~30分程度というのが一般的です。当日は誰か一人が代表して行うよりも、家族を見守っていただく神様をお迎えする儀式なので一同が揃っているのがベスト。家族の都合がつきやすい日や時間帯を選ぶとよいでしょう。

 

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