持ち家と違い、壁や柱に穴を開けることに制限がある賃貸物件。持ち家でも最適な場所が漆喰の壁で釘が打てないなど、神棚をつくるのに適さない住居に住まう人もあるかもしれません。そんなときは、次の方法で神棚をお祀りしてください。
収納家具の上を利用する
御神札は人の目線より上になるのが望ましいので、本棚や箪笥、キャビネットなどの最上段を神棚に定めて御神札をお祀りします。
棚の上を神棚として使う前準備
いきなり本棚や箪笥の上に御神札をお祀りするのではなく、まずは神様が静まる場所として清浄な空間になるよう場を整えましょう。塩をひとつまみいれた水に新しい雑巾を浸し、御神札を置く場所を水拭きします。
水拭きした場所が乾いたら、新しい白い布や奉書紙、半紙を敷いて御神札をお祀りしましょう。御神札を納めた宮型を置いても構いませんし、御神札立てを利用しても。
日々のお祀りも、本式の神棚と同様に
本棚や箪笥の上につくった神棚も、本式の神棚と同じように日々のお供えを欠かさないようにします。お米やお塩、水などを基本的には毎日お供えし、朝夕の拝礼をしてください。
