「神棚」は家のどこに設置する?

神棚や御神札立ては、家のなかのどこに設置するとよいのでしょうか。神棚を置くべき場所には、いくつかの条件があります。

条件1:家族みんなが集まる場所

「神棚」をつくる目的は、神様を自宅に招いて家族みんなの幸せを祈ることにあります。ですから、家族が集まって過ごすリビングが最適です。「インテリアに合わないから」といって、普段は誰も使わない和室や客間にお祀りするのはNGです。

条件2:「南向き」か「東向き」になる場所

神棚には太陽の神様である「天照大御神」の御神札をお祀りします。そのため、太陽の光がふりそそぐ「南向き」もしくは日が昇る「東向き」になるような場所に設置してください。

条件3:神様より上に人の行き来がない場所

神棚の上を人が歩いたり、寝起きなど生活しない場所にお祀りします。一戸建ての住まいなら2階に設置するようにします。ただし、家族が集まるリビングが1階にあるお宅はこれにこだわらず、1階に神棚をつくります。

この場合「ここが最上です」という意味で、神棚の上に「雲」と書いた紙や板を設置してください。マンションやアパートなどの集合住宅も「雲」をつけてください。

条件4:明るい場所

神様に鎮まっていただく場所ですから、陽の光がたっぷり入る明るい場所がベストです。窓がなく、湿気がこもりがちな場所は避けてください。締め切ることが多い押入れや、クローゼットの中にお祀りするのもNGです。

条件5:清浄な場所

神様は穢れを嫌うので、神棚のそばにトイレがないかも重要なポイントです。神棚を設置したお部屋は、常にお掃除をして雑然とものを置かないようにします。ゴミ箱も近くに置いてはいけません。

条件6:人の出入り口や行き来が多くない場所

人の行き来がはげしい廊下は神様が落ち着かず、設置には向いていません。人が出入りするドアや襖、障子の上も同様です。神様の下をくぐるのは不敬にあたりますので、出入り口に神棚をお祀りしないでください。

 

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