引っ越しするとき「神棚」はどうする?

引っ越しをする際、自宅の神棚はどのようにして新居へ運べばよいのでしょうか。本棚やテレビ、衣類などの家財道具はすべて引越し業者へ依頼する人も多いはず。神棚も家財道具のひとつではありますが、そのまま家具のようにして運搬をせず、次の手順を踏むとよいでしょう。

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神職さんに引っ越しの祝詞をあげてもらう

神棚は、たとえ小さくても自宅につくった神社です。神様に失礼がないよう引っ越しも手順を踏みましょう。できれば自宅へ神職さんを招いて、これまでこの家で家族をお守りいただいたことに感謝し、引っ越しをする旨の祝詞をあげていただくのがベストです。

しかし、引っ越し前はなにかとバタバタと忙しくなるもの。突然転勤が決まることもあるでしょう。神職さんに来ていただく日が調整できないようであれば、神棚に家族で拝礼して引っ越しをすることを神様に奉告しましょう。

家財道具の段ボールとは別に梱包する

神様に奉告が済んだら、手を塩で清めてから御神札を宮型から抜きます。取り出した御神札は新しい白い布か奉書紙、和紙などで包んでください。宮型や祭器具も同様に新しい白い布か奉書紙、和紙などで包んでから梱包材を使用しましょう。段ボールはほかのものと一緒にせず、神棚専用に一箱作ってください。最初に新居に運ぶのがよいとされているので、できれば自分で運ぶようにすると大量の段ボールのなかから探す手間が省けます。

神棚を移したことを奉告する祝詞をあげる

新しく神棚をお祀りするときと同様に、引越し先の最寄りの神社から神主さんに来ていただき神棚を移したことを奉告する祝詞をあげてもらいましょう。日程調整など、来ていただくのが難しいようであれば家族で神棚に拝礼し、新生活を見守ってくださるようお祈りしてください。

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